ローズ・アブソリュート

華やかで魅力的なバラの香り♪

美容や健康、そして精神面においても女性に効果を発揮するバラ。

「香りの女王」とも呼ばれており、エジプトの女王クレオパトラが愛した花としても有名です。

バラの採油率は非常に低く、精油1滴がバラの花200個分と言われており、精油は高価なものとなっています。

しかし、水蒸気蒸留法で抽出されたローズオットーとは違って、ローズアブソリュートは、溶剤抽出法によって比較的多く抽出されます。その為、ローズオットーよりも価格が少し安くなっています。

抗能面では、ローズオットーとほぼ同じ作用を持ちますが、催淫作用においてはローズアブソリュートの方が、より勝っていると言われています。

では、ローズ・アブソリュートの心体への効能をみていきましょう。

ローズ・アブソリュートの効果効能

心への効能

心への効果・効能
心を満たす鎮静作用と、多幸感をもたらせ気分を高潮させる作用の両方があります。リフレッシュしたいときにもオススメです。

傷ついた心を慰めて、それと同時に、内面の強さを取り戻します。ショックを受けて立ち直りたいときに効果的です。

体への効能

体への効果・効能
女性ホルモンのバランスを調整する作用があり、月経不順や月経痛、更年期の情緒不安定など、女性特有の症状をやわらげる効果が期待できます。

肌への効能

肌への効果・効能
肌を活性化させる効能があり、シミやシワ、タルミなどを予防したり、肌を引き締めたりするのに有効です。

しかし、スキンケアには水蒸気蒸留法で抽出されたローズオットーの方が使いやすいと言われています。

主な芳香成分

芳香族アルコール類
  • フェニルエチルアルコール(55~65%)
モノテルペンアルコール類
フェノール類

ローズアブソリュートは、他のローズ系と比べると、フェニルエチルアルコールが多く含まれています。この成分は、記憶力を高める効果があると言われています。

禁忌・注意事項

  • 作用が強いので、少量づつ使いましょう。
  • 妊娠初期の使用は避けましょう。



香りの特徴

香りのグループ フローラル系
揮発度 ベースノート
香りの強さ 強い
ブレンドファクター 1

ローズと相性の良い精油

相性の良い精油

「相性の良い精油」については、アロマテラピーの専門書を数冊読んでみると分かりますが、人それぞれ感じ方や意見に違いがあります。

そこで、ここでは客観的に判断できるように、5冊の専門書を調べてまとめたものをご紹介させていただきます。

見方として、1冊の専門書で「〇〇の精油と相性がよい」と紹介されている場合は「1点」を、2冊で紹介されている場合は「2点」を、と点数をつけています。

点数が高ければ高いほど信頼性が高く「相性の良い精油」だと客観的に判断できます。

では、見ていきましょう。

フローラル系
柑橘系
オリエンタル系
ハーブ系
樹木系
樹脂系

ローズはほとんどの精油と相性がよいですが、代表的なもので言えばフローラル系のカモミールローマン、柑橘系のオレンジスイートとベルガモット、オリエンタル系のサンダルウッドとパチュリ、ハーブ系のクラリセージが相性がよいことで知られています。

華やかなローズを組み合わせることで、心地よい甘さを加え、柔らかさと繊細さが演出されます。

おススメの使用方法

入浴、芳香浴、ヘアケア、トリートメント、スキンケアなど。

基本データ

学名 Rosa damascena / Rosa centifolia
英名 Rose Absolute
科名 バラ科
種類 低木
別名 バラ(薔薇)
抽出部位
抽出方法 揮発性有機溶剤抽出法(アブソリュート)
主な産地 ブルガリア、トルコ、モロッコ、フランスなど。

以上、「ローズ・アブソリュートの効能」でした。参考になれば幸いです。