薬品臭のあるハーブ系の香り
セイボリーには、ウインターセイボリーやサマーセイボリーなどの種類がありますが、サマーセイボリーの方が一般的です。
ただ単に「セイボリー」と呼ばれるものは、サマーセイボリーを指していることが多いです。
しかし、多年草で耐寒性が強いウインターセイボリーは、一年草の耐寒性が弱いサマーセイボリーと違って収穫しやすいため、サマーセイボリーの代用に使われることがあります。
香りはサマーセイボリーの方が好まれやすくあります。
アロマテラピーではあまりメジャーではない精油です。地に張って育つ「ほふく性」の植物であり、庭木として人気があります。
では、ウインターセイボリーの心体への効能をみていきましょう。
ウインターセイボリーの効果効能
体への効能
最近の研究では、他の精油よりも抗菌作用などが強いことが報告されています。
風邪やインフルエンザなどの感染症や、免疫力の向上のほか、リウマチや関節炎などに対しても有効とされており、効果が期待できます。
また、催淫作用もあるとされており、男女共に効果が期待できます。
主な芳香成分
フェノール類 | カルバクロール、パラシメン、チモール |
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その他 | リナーロール、ピネン、リモネン、ボルネオール、シネオール、α-テルピネンなどが微量ずつ。 |
禁忌・注意事項
- 妊娠中や授乳中の方、幼児への使用は避けましょう。
- フェノール類のチモールやカルバクロールが多く含まれており、刺激が強いため、使用濃度には注意が必要です。皮膚への使用は避けましょう。
香りの特徴
香りのグループ | ハーブ系 |
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揮発度 | ミドル~トップノート |
香りの強さ |
基本データ
学名 | Satureja montana |
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英名 | Winter savory |
科名 | シソ科 |
種類 | 多年草 |
抽出部位 | 全草 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | スペイン、モロッコ、旧ユーゴスラビアなど。 |
主な作用 | 抗菌、抗ウイルス、抗真菌、抗カタル、刺激、催淫、免疫向上、去痰、収れんなど。 |
以上、「ウインターセイボリーの効能」でした。参考になれば幸いです。