アロマオイルのビンのドロッパー(精油が垂れる口)から垂れる1滴の量は、0.05mlです。
メーカーによっては0.03mlのものもありますが、希釈する際に高濃度にならないように、0.05mlで計算しましょう。
高濃度だから効果が高くなるという訳でもありませんし、逆に気分が悪くなったり皮膚への刺激などの危険性があります。
家庭で使用する際には、高濃度よりも低濃度の方がより安全なので、0.05mlを基準にした方が無難です。
キャリアオイルで希釈する場合
キャリアオイルで希釈する場合は、精油の量が1%以下になるようにします。
例えば、30mlのキャリアオイルに対して、精油の量を1%にする場合は、以下の通りとなります。
30ml × 1%(0.01) = 0.3ml
この「0.3ml」が、必要な精油の量となります。
精油1滴は0.05mlなので、「0.3ml ÷ 0.05ml = 6滴」となります。
以下は、キャリアオイルの量に対して、精油が何滴必要かを表にまとめています。
濃度0.5% | 濃度1% | |
---|---|---|
5ml | 0.5滴 | 1滴 |
10ml | 1滴 | 2滴 |
20ml | 2滴 | 4滴 |
30ml | 3滴 | 6滴 |
40ml | 4滴 | 8滴 |
50ml | 5滴 | 10滴 |
イギリスのアロマテラピーでは、希釈濃度は2~3%の割合でブレンドしています。
しかし、これは一律ではなく、皮膚の状態や、トリートメントを行う部位や間隔など、プロフェッショナルが状況によって判断して行っています。
日本では、(社)日本アロマ環境協会が1%以下を推奨していますので、家庭でアロマテラピーを行う際には、1%以下を基準としましょう。
以上、「希釈濃度の計算方法~精油の1滴の量は何mlなの?~」でした。