精油は原則として肌に直接塗布することは出来ません。
しかし、例外としてラベンダーとティートリーは、応急処置などで肌に直接つけることができます。
なぜ直接つけることが出来ないの?
100%天然のアロマオイル(精油)は、植物の芳香成分が高濃度に凝縮されています。
精油の力は非常に強力で、原則として直接肌に付けることは出来ません。
直接肌につけると、皮膚への刺激が強かったり、感作作用を引き起こす危険性があるからです。
例外として、直接つけることの出来る精油
例外として、ラベンダーとティートリーは、火傷や切り傷、すり傷などの応急処置などで、直接肌に塗布することが出来ます。
アロマテラピーは、アロマテラピーの生み親である「ルネ=モーリス・ガットフォセ」が、やけどの傷にラベンダーを塗布して治ったことから始まりました。
ティートリーは、殺菌、殺真菌作用などに優れており、直接肌に塗布して使われることがあります。
ただ、敏感肌の方は注意が必要です。直接塗布する際は、塗布量にも注意しましょう。
まずは綿棒などに少量を染み込ませて、傷口などに塗布して様子をみることをおすすめします。
基本的には、キャリアオイルなどで希釈して使用するほうが安全で好ましいです。
他の精油を肌へ塗布する場合は?
他の肌へ使用する際は、ベースオイル(キャリアオイルなど)で薄めて(希釈して)使用します。
(社)日本アロマ環境協会では、キャリアオイルの量に対して、精油の量は1%以下にすることが推奨されています。
精油のメーカーにもよりますが、基本的に精油1滴は0.05mlになります。
仮にキャリアオイル10mlの場合は、精油は2滴以下になるようにしましょう。
注意点
キャリアオイルで希釈したからと言って、安全に使用できるとは限りません。
柑橘系の精油は高毒性があるものが多く、肌につけたと後に紫外線を浴びるとシミになることがありますので、外出する際は注意が必要です。
また、敏感肌の方に向かない精油など、禁忌を確認してから使用するようにしましょう。
禁忌については、コチラのページを参考にしてください。
以上、「肌に直接つけても良い精油はどれ?」でした。