甘く重い土のような香り
高度3,000~5,000mのヒラヤマ山脈に自生するスパイクナード。別名を「ナルデ」とも呼ばれています。
スパイクナードは古くから歴史の有るオイル。
「ナルドの香油」としても有名で、聖書「ヨハネによる福音書」には、マグダラのマリアが最後の晩餐の前に、非常に高価な香油をイエス・キリストの足に塗って、自らの髪で足をぬぐったということが記されています。
ムガール帝国の王妃は、肌の若返りに用いていたとのことです。
では、スパイクナードの心体への効能をみていきましょう。
スパイクナードの効果効能
心への効能
鎮静作用があり、不安や緊張、ストレスを感じている心を、穏やかにする働きがあります。精神的に辛いときなどに役立ちます。
また、安眠効果もあるとされています。
主な芳香成分
セスキテルペン炭化水素類 | α-パチュレン、β-グルジョネン |
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ケトン類 | 1-ハイドロキシアリストロレネロン |
セキステルペンアルコール類 | パチュリアルコール |
注意事項
- 妊娠中、授乳中の使用は避けましょう。
香りの特徴
香りのグループ | オリエンタル系 |
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揮発度 | ベースノート |
香りの強さ | 強い |
相性の良い精油
おススメの使用方法
芳香浴、など。
基本データ
学名 | Nardostachys jatamansi |
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英名 | Spikenard |
科名 | オミナエシ科 |
種類 | 多年草 |
別名 | ナルデ、甘松香(かんしょうこう)、甘松 |
抽出部位 | 根 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | インド、ネパール、チベット |
主な作用 | 鎮静、抗炎症 |
以上、「スパイクナードの効能」でした。参考になれば幸いです。