喘息は朝方に起こることが多く、呼吸をすると「ヒューヒュー、ゼーゼー」と音がして苦しいものです。
原因としては、ダニやホコリなどを吸い込んでアレルギー反応を引き起こす「アレルゲン」や、タバコの煙、ストレスなど、様々な原因があると言われています。
これらの誘因をできるだけ遠ざけることが、発作の予防になります。
アロマテラピーでは、この内ストレス性の気管支喘息の予防や症状緩和に有効です。
日頃から自律神経のバランス調整作用やリラックス作用、免疫強化作用などのある精油を取り入れることが、予防につながります。
注意しなければならないのが、喘息発作時には、基本的に鎮静作用のある精油は用いません。
「ヒューヒュー、ゼーゼー」と呼吸が苦しくなるので、心情的にリラックスできる精油を用いたくなるかもしれませんが、逆効果になります。
なぜなら、リラックスすることによって副交感神経を優位にさせると、咽が細くなって発作が起こると考えられているからです。
少なくとも、発作時にはリラックスさせる精油は用いない方が賢明です。
このページでは、喘息の予防に効果が期待できる精油をご紹介させていただきます。
- サイプレス
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中級者向き
森林のなかに居るような、ヒノキに似た香り♪
鎮咳作用があるため、ひどい咳やぜん息にも有効です。日頃から喘息の予防に効果が期待できます。
- ニアウリ・シネオール
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中級者向き
やや甘くて爽やかな清涼感のある香り♪
抗ウイルス、殺菌、去痰作用が強く、風邪や呼吸器系のトラブル、湿った感じの咳に有効です。
また、免疫賦活作用もあります。
- フランキンセンス
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初心者向き
かすかにレモンの香りがある澄んだ香り♪
肺や鼻、のどの粘膜を鎮静する作用があり、気管支炎や喘息に対して効果が期待できる精油です。
- ユーカリ・ラディアータ
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中級者向き
スーっとする優しく心地よい香り♪
痰を切り、鼻水や鼻づまりを解消する作用があり、風やインフルエンザ、花粉症など、鼻やのどのトラブルに優れた効果を発揮します。
- ローズマリー・シネオール
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中級者向き
清涼感があるフレッシュな香り♪
うっ血除去作用や粘液溶解作用がある1.8シネオールという成分が多く含まれており、呼吸器系の不調にも効果を発揮します。
以上、「喘息の予防に効果が期待できる精油5種類」でした。