野菜のセロリのような香り
南ヨーロッパが原産の二年草の草木であるセロリ。食用の野菜として馴染みのある植物です。
セロリの起源は古く、ローマやギリシャ時代には、食用ではなく、整腸剤、強壮剤といった薬として利用されていたといいます。
食用として利用されるようになったのは、17世紀あたりからです。
日本では、「清正人参(きよまさにんじん)」と呼ばれていた時代があり、熊本城を建設したことで有名な加藤清正が、朝鮮出兵で日本に持ち帰ったという説から、このように呼ばれていたようです。
では、セロリシードの心体への効能をみていきましょう。
セロリシードの効果効能
心への効能
不眠の改善に役立つとされています。
体への効能
消化促進作用があり、消化不良やお腹にたまったガス排出などに役立つとされています。また、月経を促進させる作用もあります。
そのほか、利尿作用などがあり、膀胱炎にも役立つとされています。
肌への効能
利尿作用があり、むくみの改善に役立つとされています。
また、色素沈着を防ぎぐ働きがあり、シミやソバカスを薄くし、美白効果も期待できます。
主な芳香成分
モノテルペン炭化水素類 | リモネン(40~50%) |
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セスキテルペン炭化水素類類 | セリネン(15~25%) |
フタライド類 | セダノライド(10~15%) |
禁忌・注意事項
- 妊娠中や授乳中の方は、使用を避けましょう。
香りの特徴
香りのグループ | ハーブ系 |
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揮発度 | ミドルノート |
香りの強さ | 中ぐらい |
相性の良い精油
おススメの使用方法
入浴、芳香浴、トリートメント、など。
購入の目安とポイント
10mlで1,500円~2,500円。
基本データ
学名 | Apium graveolens |
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英名 | Celery seed |
科名 | セリ科 |
種類 | 二年草 |
別名 | |
抽出部位 | 種子 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | インド、ハンガリー、フランス、オランダ |
主な作用 | 強壮、消化促進、健胃、整腸、月経促進、利尿、消毒、鎮静、抗炎症、抗菌、抗酸化 |
以上、「セロリシードの効能」でした。参考になれば幸いです。