ユーカリにローズマリー似た清涼感のある爽やかな香り♪
ラベンサラは、湿度の高い熱帯雨林に自生しているマダガスカル原産のクスノキ科の樹木です。
マダガスカルの原住民達が古くから様々な用途に重宝してきた植物で、葉を煎じて飲んだり、すり潰した葉を体に塗ったりと、薬草として役立ててきました。
「ラベンサラ」と言う名は、マダガスカルの現地語で「よい葉」という意味を持つとのことです。
ラベンサラのアロマテラピーでの歴史はまだ浅く、使われるようになったのは1980年代からです。しかし、歴史はまだ浅いのですが、ラベンダーに匹敵するほどの似た作用を持つ、幅広い用途の万能精油です。
作用が穏やかで、子供や高齢者にも安心して使えます。優れた特性、幅広い用途から、今後の利用はますます広がっていくと予想されます。
では、ラベンサラの心体への効能をみていきましょう。
ラベンサラの効果効能
心への効能
大きなショックを受けたときや精神的なダメージが大きいときに、その現実を受け入れられるように、心に力と元気を与えくれるといった感じの精油です。本来の自分を取り戻したいときにもおススメです。
また、ストレスにより眠れないときや、出産前の不安を取り除く際にも効果があると言われています。
体への効能
優れた殺菌、抗ウイルス作用に加え、免疫力を強化する作用もあり、細菌やウイルスによる感染症などの症状を和らげる効果が期待できます。
また、関節痛や筋肉の痙攣、リマウチ、首や肩のこりの緩和に役立ちます。疲労の回復にも有効です。
肌への効能
優れた殺菌、抗ウイルス作用があり、傷口から新たな感染症を起こしやすい皮膚や、治りにくい水虫に利用されている例があります。
また、歯肉炎や口内炎の傷口にも有効です。
主な芳香成分
モノテルペンアルコール類 | リナロール、ラバンジュロール |
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エステル類 | 酢酸リナリル |
モノテルペン炭化水素類 | β-オシメン |
主要成分はリナロールと酢酸リナリルで、作用としては、鎮静、鎮痛、抗炎症作用があります。
禁忌・注意事項
- 妊娠初期は使用を避けましょう。
- 引火点が低いので、火気に注意しましょう。
香りの特徴
香りのグループ | ハーブ系 |
---|---|
揮発度 | トップ~ミドルノート |
香りの強さ | 中ぐらい |
ラベンサラと相性の良い精油
「相性の良い精油」については、アロマテラピーの専門書を数冊読んでみると分かりますが、人それぞれ感じ方や意見に違いがあります。
そこで、ここでは客観的に判断できるように、5冊の専門書を調べてまとめたものをご紹介させていただきます。
見方として、1冊の専門書で「〇〇の精油と相性がよい」と紹介されている場合は「1点」を、2冊で紹介されている場合は「2点」を、と点数をつけています。
点数が高ければ高いほど信頼性が高く「相性の良い精油」だと客観的に判断できます。
樹木系 | |
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フローラル系 |
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ハーブ系 |
ラベンサラの清涼感のある香りは、ティートリーやユーカリなどフトモモ科の精油、ラベンダーやローズマリーなどシソ科の精油、柑橘系の精油と相性がよいとされています。
ブレンドしやすく、ほとんどの精油と馴染みやすい香りです。
おススメの使用方法
入浴、芳香浴、ヘアケア、トリートメント、スキンケアなど。
おススメの精油ブランドは?
精油ブランドは数多くありますが、初心者の方には「生活の木」がおススメです。
なぜなら、
- 品質に信頼がおけるブランドだから
- 1mlや3mlのお試し用サイズがあるから
といった理由があるからです。
生活の木では、世界51カ国の農園からハーブ・精油などを直輸入し、アロマテラピー関連商品などの製造・販売を行っています。
信頼につながるポイントとしては、
- 内閣府認定の公益社団法人「AEAJ(日本アロマ環境協会)」認定の精油ブランド。
- 精油には品質保持期限の表示や、成分分析表の添付あり。
- 1990年から精油を販売開始し、現在全国に120の直営店あり。
などがあります。日本を代表する精油ブランドです。
そして一番嬉しいところが、1mlや3mlなどのお試し用サイズがあり、少量から低価格にて購入することができるところです!
公式通販サイトもありますが、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonの方が価格が安いケースが多く、さらにポイント還元率が高いため、お得です。
基本データ
学名 | Ravensara aromatica |
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英名 | Ravensara |
科名 | クスノキ科 |
抽出部位 | 葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | マダガスカルなど。 |
以上、「ラベンサラの効能」でした。参考になれば幸いです。