甘くてスパイシーな刺激的な香り
料理やお菓子のスパイスとして有名なシナモン。
シナモンのアロマオイルは抽出する部位によって名前が異なり、樹皮から抽出されたものが「シナモンバーク」で、シナモンの葉から抽出されたものが、「シナモンリーフ」です。
それぞれ含有成分が大きく異なりますので、購入する際は間違わないように確認が必要です。アロマテラピーではシナモンリーフの方が一般的で、シナモンバーグは刺激が強くマニアックです。
では、シナモンバークの心体への効能をみていきましょう。
シナモンバークの効果効能
心への効能
甘くてスパイシーな刺激的な香りが、心身に活力を与え、気力を回復させるのに効果が期待できます。
疲労で無気力になっているときなどに有効とされています。
体への効能
血液を流動させ、体を温める作用があるので、冷え性に対して効果が期待できます。また、筋肉の回復にも効果が期待されています。
肌への効能
皮膚刺激が感作性のため、肌への使用は禁止です。文献では収れん作用があるとされていますが、肌に付けるとヒリヒリとします。
その他、心身の効能以外では防カビ作用や虫よけ効果があります。カビが発生しやすい衣類タンスなどに垂らしておくと、効果が期待できます。
主な芳香成分
芳香族アルデヒド類類 | シンナムアルヒド(~75%) |
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エステル類 | 酢酸シンナミル(~5%) |
その他 | β-カリオフィレン(3~5%)、リナロール(~3%)、オイゲノール(~3%)、1,8-シネオールなど。 |
注意事項
- 皮膚刺激があり感作性のため、皮膚への使用は禁止です。また、芳香欲なども使用濃度には十分に注意しましょう。
- 妊娠中や授乳中の方、乳幼児への使用は避けましょう。
香りの特徴
香りのグループ | スパイス系 |
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揮発度 | ベースノート |
香りの強さ | 強い |
相性の良い精油
おススメの使用方法
芳香浴、など。
基本データ
学名 | Cinnamomum zeylanicum Nees |
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英名 | Cinnamon bark |
科名 | クスノキ科 |
種類 | 多年草 |
別名 | |
抽出部位 | 樹皮 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | スリランカ、セイシェル、マダガスカル |
主な作用 | 抗菌、抗真菌、抗ウイルス、防カビ、強壮、血流促進、駆虫など。 |
以上、「シナモンバークの効能」でした。参考になれば幸いです。