クローブ

スパイシーで刺激的な香り♪

クローブは、「百里香」との別名を持っており、香りが強く、遠くからでも香りを感じるため、この名前があります。

中国では、歯痛の痛みを和らげるために、つぼみをかんでいました。また、中世ヨーロッパでは、ペスト予防のためのポマンダーに良く使われていたといわれています。

主成分のオイゲノールは、抗菌、抗ウイルス、鎮痛、防虫作用があります。

では、クローブの心体への効能をみていきましょう。

クローブの効果効能

心への効能

心への効果・効能
刺激や高揚作用がある為、気持ちが落ち込んでいるときや、気力を高めたいときなどに効果が期待できます。

また、勉強や仕事など、集中したいときにもおススメです。

体への効能

体への効果・効能
鎮痛効果により、歯痛や頭痛などの痛みを和らげる効果が期待できます。

また、抗菌、抗ウイルス作用が強く、防腐作用もあることから、風邪や感染症の予防に役立ちます。

肌への効能

肌への効果・効能
優れた抗菌、抗真菌、消毒作用により、ニキビや吹き出物、水虫の予防や改善が期待できます。

ただし、高濃度で使用すると皮膚刺激がありますので、十分に希釈するなど、使用量に注意が必要です。

主な芳香成分

フェノール類 オイゲノール(75~85%)
エステル類 酢酸オイゲノール(5~15%)
セスキテルペン炭化水素類 β-カリオフィレン(5~10%)
オキサイド類 カリオフィレンオキサイド(5~10%)

主要成分であるオイゲノールが全体の70%以上を占めており、成分としては、抗菌、消毒、鎮痛作用が期待できます。

禁忌・注意事項

  • 妊娠中や授乳中の方は、使用を避けましょう。
  • 香りが強いので、使用量には注意が必要です。
  • 高濃度で使用すると皮膚刺激がありますので、敏感肌の方は注意が必要です。



香りの特徴

香りのグループ スパイス系
揮発度 ベースノート
香りの強さ 強い

クローブと相性の良い精油

相性の良い精油

「相性の良い精油」については、アロマテラピーの専門書を数冊読んでみると分かりますが、人それぞれ感じ方や意見に違いがあります。

そこで、ここでは客観的に判断できるように、3冊の専門書を調べてまとめたものをご紹介させていただきます。

見方として、1冊の専門書で「〇〇の精油と相性がよい」と紹介されている場合は「1点」を、2冊で紹介されている場合は「2点」を、と点数をつけています。

点数が高ければ高いほど信頼性が高く「相性の良い精油」だと客観的に判断できます。

フローラル系
柑橘系
樹脂系
ハーブ系
オリエンタル系
スパイス系

クローブと相性の良い精油の代表的なものは、フローラ系のローズや柑橘系のオレンジスイートです。

香りのグループとしては、フローラル系、柑橘系、樹脂系と相性がよいとされています。

香りと作用が強いため、ブレンドの際は少量づつ加えていきましょう。

おススメの使用方法

入浴、芳香浴、ヘアケア、トリートメント、スキンケアなど。

おススメの精油ブランドは?

精油ブランドは数多くありますが、初心者の方には「生活の木」がおススメです。

なぜなら、

  1. 品質に信頼がおけるブランドだから
  2. 1mlや3mlのお試し用サイズがあるから

といった理由があるからです。

生活の木では、世界51カ国の農園からハーブ・精油などを直輸入し、アロマテラピー関連商品などの製造・販売を行っています。
信頼につながるポイントとしては、

  • 内閣府認定の公益社団法人「AEAJ(日本アロマ環境協会)」認定の精油ブランド。
  • 精油には品質保持期限の表示や、成分分析表の添付あり。
  • 1990年から精油を販売開始し、現在全国に120の直営店あり。

などがあります。日本を代表する精油ブランドです。

そして一番嬉しいところが、1mlや3mlなどのお試し用サイズがあり、少量から低価格にて購入することができるところです!

公式通販サイトもありますが、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonの方が価格が安いケースが多く、さらにポイント還元率が高いため、お得です。

基本データ

学名 Eugenia caryophyllata
英名 Clove
科名 フトモモ科 フトモモ属
種類 高木
別名 クローブバッド
和名 チョウジ(丁子)、ヒャクリコウ(百里香)
抽出部位 つぼみ
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 インドネシア、マダガスカルなど。
主な作用 抗菌、抗ウイルス、抗真菌、鎮痛、防虫、免疫強化

以上、「クローブの効能」でした。参考になれば幸いです。