シトラールとは、精油に含まれる芳香成分の一つで、ゲラにアールとネラールを合わせて「シトラール」と呼ばれます。
C10H16Oの分子式を持つ、テルペンアルデヒド類に分類されます。
主にレモングラスやメリッサ(レモンバーム)に含まれており、強いレモンのような香りがし、抗菌作用に優れているのが特徴です。
シトラールには、主に以下の作用があります。
- 抗菌作用
- 抗真菌作用
- 抗炎症作用
- 抗ヒスタミン作用
- 抗がん作用
- 鎮痛作用
- 鎮静作用
シトラールには皮膚刺激があるので、使用量には注意が必要です。
希釈した精油でも、皮膚感作(精油を用いて起きるアレルギー反応で、発疹や炎症、水ぶくれなど)を引き起こす可能性があります。(d-リモネンが共存すると、弱められます。)
使用量や濃度には十分に注意しましょう。
以下は、シトラールを含む精油をご紹介させていただきます。
成分の含有量が多い順に掲載しています。
精油名 | 含有量 |
---|---|
レモングラス | 70~80% |
メリッサ(レモンバーム) | 35~45% |
レモンバーベナ | 15~35% |
オレンジ・スイート | 微量 |
グレープフルーツ | 微量 |
ユズ | 微量 |
レモン | 微量 |
以上、「シトラールを含む精油」でした。