バニラのような甘くて濃厚な香り♪
バニラやお菓子のような、甘くて濃厚な香りがするベンゾイン。
別名を「安息香」と言い、その名の通り、呼吸を楽にすることで知られています。
古代では、フランキンセンス(乳香)やミルラ(没薬)と共に、宗教的な儀式の薫香として使われていました。また、悪霊を追い払う香りとしても使われていたそうです。
では、ベンゾイン(安息香)の心体への効能をみていきましょう。
ベンゾインの効果効能
心への効能
鎮静作用により、緊張や不安、孤独感、喪失感などを和らぎ、心を落ち着かせる効果があります。
体への効能
去痰、抗炎症作用があり、呼吸器の不調を和らげます。また、蒸気を吸収すると、過剰な粘液や痰を排出しやすくなり、喉の痛みを和らげます。
肌への効能
癒痕形成作用などにより、あかぎれやしもやけ、ひび割れなど、乾燥による傷を和らぐ効果があります。
主な芳香成分
アルデヒド類 | バニリン(微量) |
---|---|
エステル類 | 安息香酸エステル、桂皮酸エステル |
禁忌・注意事項
- 香りが強いので少量ずつ使いましょう。
- 妊娠初期は使用を避けましょう。
- 集中したいときは使用を避けましょう。(鎮静作用のあるエステル類、血圧降下作用のある安息香酸を含むため)
香りの特徴
香りのグループ | 樹脂系 |
---|---|
揮発度 | ベースノート |
香りの強さ | 中~強い |
ブレンドファクター | 1 |
ベンゾインと相性の良い精油
「相性の良い精油」については、アロマテラピーの専門書を数冊読んでみると分かりますが、人それぞれ感じ方や意見に違いがあります。
そこで、ここでは客観的に判断できるように、5冊の専門書を調べてまとめたものをご紹介させていただきます。
見方として、1冊の専門書で「〇〇の精油と相性がよい」と紹介されている場合は「1点」を、2冊で紹介されている場合は「2点」を、と点数をつけています。
点数が高ければ高いほど信頼性が高く「相性の良い精油」だと客観的に判断できます。
では、見ていきましょう。
柑橘系 | |
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オリエンタル系 | |
樹木系 | |
フローラル系 |
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ハーブ系 |
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スパイス系 |
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樹脂系 |
ベンゾインは柑橘系(特にオレンジスイートやベルガモット)の精油と相性がよく、ブレンドすることでバニラのような甘くて濃厚な香りが爽やかになります。
また、オリエンタル系のイランイランやサンダルウッド、樹木系のジュニパーベリーとも相性がよいことで知られています。
香りの持続時間が長いベースノートのため、他の精油の香りを持続させる保留剤として活用できます。
おススメの使用方法
入浴、芳香浴、ヘアケア、トリートメント、スキンケアなど。
おススメの精油ブランドは?
精油ブランドは数多くありますが、初心者の方には「生活の木」がおススメです。
なぜなら、
- 品質に信頼がおけるブランドだから
- 1mlや3mlのお試し用サイズがあるから
といった理由があるからです。
生活の木では、世界51カ国の農園からハーブ・精油などを直輸入し、アロマテラピー関連商品などの製造・販売を行っています。
信頼につながるポイントとしては、
- 内閣府認定の公益社団法人「AEAJ(日本アロマ環境協会)」認定の精油ブランド。
- 精油には品質保持期限の表示や、成分分析表の添付あり。
- 1990年から精油を販売開始し、現在全国に120の直営店あり。
などがあります。日本を代表する精油ブランドです。
そして一番嬉しいところが、1mlや3mlなどのお試し用サイズがあり、少量から低価格にて購入することができるところです!
公式通販サイトもありますが、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonの方が価格が安いケースが多く、さらにポイント還元率が高いため、お得です。
基本データ
学名 | Styrax benzoin / Styrax tonkinensis |
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英名 | Benzoin |
科名 | エゴノキ科 |
種類 | 高木 |
別名 | アンソクコウ(安息香) |
抽出部位 | 樹脂 |
抽出方法 | 揮発性有機溶剤抽出法(アブソリュート) |
主な産地 | ラオス、タイ、インドネシアなど。 |
以上、「ベンゾイン(安息香)の効能」でした。参考になれば幸いです。