リフレッシュに適した、すっきりとしたミントの香り。
ガムや歯磨き粉など、様々な香り付けに使われているペパーミント。メントール(ハッカ)の香りで有名です。
多年草で、スペアミントとウォータミントの交配種。湿気を含む気候を好む植物です。
古代ローマでは、宴会の時に、お酒で酔いが回っているときに良い効果をもたらすとして、ペパーミントで編んだ冠をかぶっていたと言われています。
では、ペパーミントの心体への効能をみていきましょう。
ペパーミントの効果効能
心への効能
シャキッとした香りによる刺激効果で、頭をすっきりさせリフレッシュし、集中力アップの効果が期待できます。
勉強や仕事中、また、気分転換したいときにオススメです。
体への効能
ペパーミントは多くの効能を持ち合わせている精油です。鎮痛作用があるため、頭痛や偏頭痛、筋肉痛、生理痛などの痛みを緩和する作用があります。
また、消化器系にも作用があり、消化不良や便秘、胃痛、二日酔いや乗り物酔いなどの吐き気などにも有効です。
また、咳や喉の痛み、鼻づまりや花粉症など、呼吸器系の症状にも効果を発揮します。
肌への効能
抗炎症作用や軽い麻酔作用、冷却作用があり、肌のかゆみを鎮める効果が期待できます。ニキビの予防・改善や、脂性肌のケアにも有効。
日焼けや虫刺されにも効果が期待できます。また、効果は薄いが防虫効果もある精油です。
主な芳香成分
モノテルペンアルコール類 | ℓ-メントール(35~45%) |
---|---|
ケトン類 | ℓ-メントン(15~25%) |
オキサイド類 | 1,8-シネオール(5~10%) |
主要成分はℓ-メントールで、神経を刺激する作用と鎮静する作用の両方を合わせ持っています。また、ケトン類のメントンには、血圧を上げる作用があります。
禁忌・注意事項
- 皮膚への刺激が強いため、使用量には十分に注意しましょう。(粘膜刺激特性をもつモノテルペンアルコール類のメントールを含むため。
- 妊娠中や授乳時には使用を避けましょう。(神経毒性をもつケトン類の面トン、プレゴン、ピぺリトンを含むため。)
- ホメオパシー療法とは併用しないようにしましょう。
香りの特徴
香りのグループ | ハーブ系 |
---|---|
揮発度 | トップノート |
香りの強さ | 強い |
ブレンドファクター | 1 |
ペパーミントと相性の良い精油
「相性の良い精油」については、アロマテラピーの専門書を数冊読んでみると分かりますが、人それぞれ感じ方や意見に違いがあります。
そこで、ここでは客観的に判断できるように、5冊の専門書を調べてまとめたものをご紹介させていただきます。
見方として、1冊の専門書で「〇〇の精油と相性がよい」と紹介されている場合は「1点」を、2冊で紹介されている場合は「2点」を、と点数をつけています。
点数が高ければ高いほど信頼性が高く「相性の良い精油」だと客観的に判断できます。
では、見ていきましょう。
樹木系 | |
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フローラル系 |
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柑橘系 | |
ハーブ系 | |
樹脂系 |
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ペパーミントは、樹木系の「森林浴のような清涼感のある香り」と相性がよく、サイプレスをはじめシダーウッド、ティートリー、ユーカリなどとの組み合わせはしっくりきます。
また、ラベンダーのフローラルな香りとも相性がよく、そのほかレモンやマンダリンなど柑橘系とのブレンドも人気があります。
おススメの使用方法
入浴、芳香浴、ヘアケア、トリートメント、スキンケアなど。
購入の目安とポイント
10mlで1,800円~3,000円。
おススメの精油ブランドは?
精油ブランドは数多くありますが、初心者の方には「生活の木」がおススメです。
なぜなら、
- 品質に信頼がおけるブランドだから
- 1mlや3mlのお試し用サイズがあるから
といった理由があるからです。
生活の木では、世界51カ国の農園からハーブ・精油などを直輸入し、アロマテラピー関連商品などの製造・販売を行っています。
信頼につながるポイントとしては、
- 内閣府認定の公益社団法人「AEAJ(日本アロマ環境協会)」認定の精油ブランド。
- 精油には品質保持期限の表示や、成分分析表の添付あり。
- 1990年から精油を販売開始し、現在全国に120の直営店あり。
などがあります。日本を代表する精油ブランドです。
そして一番嬉しいところが、1mlや3mlなどのお試し用サイズがあり、少量から低価格にて購入することができるところです!
公式通販サイトもありますが、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonの方が価格が安いケースが多く、さらにポイント還元率が高いため、お得です。
基本データ
学名 | Mentha piperita |
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英名 | Peppermint |
科名 | シソ科 |
種類 | 多年草 |
和名 | セイヨウハッカ(西洋薄荷) |
抽出部位 | 全草(花と葉) |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | アメリカ、フランス、スペイン、イギリス、オーストラリアなど。 |
主な作用 | 刺激 |
以上、「ペパーミントの効能」でした。参考になれば幸いです。