ヒノキ

清々しく懐かしいようなアンダートーンで落ち着いた香り♪

日本と台湾に生息するヒノキ。脂分多く含んでおり、ヒノキを擦って火を起こしていたことから、「火の木」との名前が付いたといわれています。

ヒノキは、防虫、防腐効果があることが有名で、古くから建材として活躍してきました。世界最古の木造建築物である「法隆寺」も、ヒノキが多く使われています。

では、ヒノキの心体への効能をみていきましょう。

心への効能

心への効果・効能
さわやかな木の香りにより、まるで森林浴をしている様なリラックス効果とリフレッシュ効果があります。

気持ちを落ち着かせて、ゆっくりと前向きにしてくれます。

体への効能

体への効果・効能
血液を促進する効果があり、冷え性やむくみ、下半身のだるさなどの改善に役立ちます。

アレルギー性鼻炎や気管支喘息などの原因となるダニを防ぐ効果も期待されます。

肌への効能

肌への効果・効能
収れん作用により、脂性肌を収れんする作用が期待できます。

また、頭皮のケアにオススメです。

主な芳香成分

モノテルペン炭化水素類 α-ピネン(50~60%)
セスキテルペン炭化水素類 カジネン(10~20%)
モノテルペンアルコール類 ボルネオール(微量)
セスキテルペンアルコール類 α-カジノール(5~10%)

α-ピネンが含まれており、うっ滞除去に優れています。γ-カジネンには、神経を強壮する作用があります。

禁忌・注意事項

  • 妊娠中の使用は避けましょう。
  • 皮膚刺激がある場合がありますので、敏感肌の方は注意が必要です。



香りの特徴

香りのグループ 樹木系
揮発度 ベースノート
香りの強さ 中ぐらい

ヒノキと相性の良い精油

相性の良い精油

「相性の良い精油」については、アロマテラピーの専門書を数冊読んでみると分かりますが、人それぞれ感じ方や意見に違いがあります。

そこで、ここでは客観的に判断できるように、4冊の専門書を調べてまとめたものをご紹介させていただきます。

見方として、1冊の専門書で「〇〇の精油と相性がよい」と紹介されている場合は「1点」を、2冊で紹介されている場合は「2点」を、と点数をつけています。

点数が高ければ高いほど信頼性が高く「相性の良い精油」だと客観的に判断できます。

柑橘系
フローラル系
樹木系
樹脂系

ヒノキの香りは、柑橘系のオレンジスイートなどフルーティーな香りや、フローラル系のカモミールローマン、ラベンダーなど甘さを持つ香りと相性がよいです。

基本的に相性のよい香りのグループは、柑橘系、フローラル系、樹木系です。

香りの持続時間が長いベースノートであり、ブレンドすることで他の香りの保留剤としても役立ちます。

おススメの使用方法

入浴、芳香浴、ヘアケア、トリートメント、スキンケアなど。

購入の目安とポイント

10mlで1,500円~2,000円。

ヒノキは、木部(心材)と葉(枝葉)から抽出される精油があり、香りが異なりますので、確認して購入しましょう。葉(枝葉)から抽出された精油は、よりフレッシュです。

おススメの精油ブランドは?

精油ブランドは数多くありますが、初心者の方には「生活の木」がおススメです。

なぜなら、

  1. 品質に信頼がおけるブランドだから
  2. 1mlや3mlのお試し用サイズがあるから

といった理由があるからです。

生活の木では、世界51カ国の農園からハーブ・精油などを直輸入し、アロマテラピー関連商品などの製造・販売を行っています。
信頼につながるポイントとしては、

  • 内閣府認定の公益社団法人「AEAJ(日本アロマ環境協会)」認定の精油ブランド。
  • 精油には品質保持期限の表示や、成分分析表の添付あり。
  • 1990年から精油を販売開始し、現在全国に120の直営店あり。

などがあります。日本を代表する精油ブランドです。

そして一番嬉しいところが、1mlや3mlなどのお試し用サイズがあり、少量から低価格にて購入することができるところです!

公式通販サイトもありますが、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonの方が価格が安いケースが多く、さらにポイント還元率が高いため、お得です。

データ

学名 Chamaecyparis obtusa
英名 Japanese Cypress、Hinoki
科名 ヒノキ科ヒノキ属
種類 針葉樹
別名
抽出部位 木部(心材)
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 日本、台湾

以上、「ヒノキの効能」でした。参考になれば幸いです。