やや甘味のあるウッディーな香り
古代ギリシャ時代から「神の睡眠薬」と呼ばれ、不眠症に利用されてきたバレリアン。
バレリアンの名前の由来は、ラテン語で「健康(valere)」からきており、中セでは万能薬として使われてきた歴史があります。
では、バレリアンの心体への効能をみていきましょう。
バレリアンの効果効能
心への効能
優れた鎮静作用があり、不眠症の改善や、不安感、ヒステリーを鎮める働きがあり、ストレスにも有効です。
ドイツやフランス、ベルギーでは、これらの症状に効果的と認められており、治療薬として利用されています。
体への効能
鎮痛作用があり、頭痛や偏頭痛、生理痛などの痛みにも有効です。
また、高ぶった神経を落ち着かせる働きがあるため、ストレスや緊張などからくる体の不調にも、効果が期待できます。
肌への効能
漢方では、すり傷に効果がある薬草として、利用されています。
主な芳香成分
エステル類 | 酢酸ボルニル |
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モノテルペン炭化水素類 | カンフェン、α-ピネン |
禁忌・注意事項
- 妊娠中、授乳中の方は使用を避けましょう。
- 刺激が強いため、使用量には注意しましょう。
香りの特徴
香りのグループ | ハーブ系 |
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揮発度 | ミドル~ベースノート |
香りの強さ | 強い |
相性の良い精油
おススメの使用方法
芳香浴、etc…
基本データ
学名 | Valeriana officinalis |
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英名 | Valerian |
科名 | オミナエシ科 |
種類 | 多年草 |
和名 | セイヨウカノコソウ |
抽出部位 | 根 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | 朝鮮半島、中国、インド、ベルギー、クロアチア |
主な作用 | 鎮静、神経バランス調整、鎮痛、鎮痙、血圧降下、etc… |
以上、「バレリアンの効能」でした。参考になれば幸いです。