ターメリック

スパイシー系とウッディー系の温かい香り

ターメリックは、日本では別名「ウコン」の名前で知られており、肝臓強化剤としてお酒を飲む前後に飲まれています。

また、日本を含め、東南アジアの一般家庭では欠かせないスパイスで、色素、風味付けとしてカレーによく使われています。

では、ターメリックの心体への効能をみていきましょう。

ターメリックの効果効能

体への効能

体への効果・効能
文献により、関節炎、筋肉痛、リウマチに有効とされています。

また、消化不良や解毒・胆汁排出、肝臓保護などの消化器系に対して効果が期待できます。

肌への効能

肌への効果・効能
肌に対しては、皮膚炎や創傷治癒に対して効果が期待できますが、敏感肌やダメージ肌は使用を避けましょう。

主な芳香成分

ケトン類 ターメロン(15~20%)
アローターメロン(15%)
セスキテルペン炭化水素類 クルクメン(5~10%)
α-ジンジヘレン(5~10%)
β-ビサボレン(微量)

禁忌・注意事項

  • ケトン類のターメロンは、濃度が高いと刺激性、及び毒性により感作作用を及ぼす可能性があるので、注意が必要です。
  • 妊娠中や授乳中、乳幼児、てんかん患者への使用は避けましょう。

ターメリックはどんな植物?

ターメリックはインドシナ半島が原産地と言われており、東南アジアの熱帯、亜熱帯地域で栽培されている一年生草木植物です。

古くから香辛料としてや黄色の染料としても利用されてきました。

生薬としての歴史は古く、アーユルヴェーダーなどの伝統医療にも多く取り入れられています。

また、中国では、仙痛や月経痛、内出血、擦り傷などの症状に、他の薬剤と合わせて使われています。



香りの特徴

香りのグループ スパイス系
揮発度 ミドルノート
香りの強さ

相性の良い精油

おススメの使用方法

芳香浴、トリートメントなど。

購入の目安とポイント

10mlで1,000円~1,500円。

基本データ

学名 Curcuma longa
英名 Turmeric
科名 ショウガ科
種類 多年草
別名 ウコン、クルクミン
抽出部位 根茎
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 インド、インドネシア、ベトナム、マレーシア、中国、ジャマイカ、ハイチなど。
主な作用 肝臓保護、解毒、胆汁排出、消化促進、抗菌、抗真菌、抗炎症、抗酸化など。

以上、「ターメリックの効能」でした。参考になれば幸いです。