プチグレン

柑橘系のさわやかさにフローラルな甘さに木の香り♪

オレンジ・ビターからは3つの精油が抽出されます。果実からは「オレンジ・ビター」、花からは「ネロリ」、そして、葉や枝からは、この「プチグレン」です。

プチグレンとは「小さな粒」という意味で、もともと未熟で粒のようなオレンジの果実から抽出されていたことから、この名前が付いたと言います。

では、プチグレンの心体への効能をみていきましょう。

心への効能

心への効果・効能
鎮静作用により、プレッシャーや不安を感じているときに、それを乗り越える強さを与えてくれます。リフレッシュしたいときに。

中枢神経を抑制する働きもありますので、安眠にも効果的です。

体への効能

体への効果・効能
ストレスからくる消化器系や循環器系の不調(胃痛、下痢、便秘、動悸、不整脈、コレストロール過多)に有効です。

自律神経調整や免疫強化の作用もありますので、病後の回復や、アレルギー性の咳や喘息にも効果を発揮します。

肌への効能

肌への効果・効能
皮脂分泌を調整する作用があり、脂性肌を改善する効果が期待できます。

また、皮膚組織を再生する作用があり、シミやシワの予防、ニキビや傷を早く治したいときに有効です。

主な芳香成分

エステル類 酢酸リナリル(40~50%)
酢酸ゲラニル(~5%)
モノテルペンアルコール類 リナロール(20~25%)
α-テルピネオール(~10%)
モノテルペン炭化水素類 β-ピネン(5~15%)
オシメン(~5%)

酢酸リナリルやリナロールなど、鎮静、鎮痛作用のある成分が含まれています。

禁忌・注意事項

  • 車の運転など、集中力を要するときは使用を避けましょう。



香りの特徴

香りのグループ 樹木系
揮発度 トップノート
香りの強さ 中ぐらい

プチグレンと相性の良い精油

相性の良い精油

「相性の良い精油」については、アロマテラピーの専門書を数冊読んでみると分かりますが、人それぞれ感じ方や意見に違いがあります。

そこで、ここでは客観的に判断できるように、4冊の専門書を調べてまとめたものをご紹介させていただきます。

見方として、1冊の専門書で「〇〇の精油と相性がよい」と紹介されている場合は「1点」を、2冊で紹介されている場合は「2点」を、と点数をつけています。

点数が高ければ高いほど信頼性が高く「相性の良い精油」だと客観的に判断できます。

オリエンタル系
フローラル系
樹木系
柑橘系
ハーブ系
スパイス系

プリグレンは、オリエンタル系のベチバーやパチュリと相性がよいことで知られており、安眠のサポートとして役立つブレンドになります。

また、フローラル系のラベンダーやパルマローザなど甘い香りとも相性がよいです。

柑橘系の精油とブレンドすると、香りに深みがでるといわれています。

おススメの使用方法

入浴、芳香浴、ヘアケア、トリートメント、スキンケアなど。

購入の目安とポイント

10mlで1,500円~3,000円。

プチグレンは、一般的にビター・オレンジの葉や枝から抽出された精油ををいいますが、ベルガモットやマンダリン、レモンの葉や枝から抽出された精油も「プチグレン」と呼ばれることがあります。それぞれ香りや作用は異なりますので、購入の際には確認いたしましょう。

おススメの精油ブランドは?

精油ブランドは数多くありますが、初心者の方には「生活の木」がおススメです。

なぜなら、

  1. 品質に信頼がおけるブランドだから
  2. 1mlや3mlのお試し用サイズがあるから

といった理由があるからです。

生活の木では、世界51カ国の農園からハーブ・精油などを直輸入し、アロマテラピー関連商品などの製造・販売を行っています。
信頼につながるポイントとしては、

  • 内閣府認定の公益社団法人「AEAJ(日本アロマ環境協会)」認定の精油ブランド。
  • 精油には品質保持期限の表示や、成分分析表の添付あり。
  • 1990年から精油を販売開始し、現在全国に120の直営店あり。

などがあります。日本を代表する精油ブランドです。

そして一番嬉しいところが、1mlや3mlなどのお試し用サイズがあり、少量から低価格にて購入することができるところです!

公式通販サイトもありますが、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonの方が価格が安いケースが多く、さらにポイント還元率が高いため、お得です。

データ

学名 Citrus aurantium
英名 Petitgrain
科名 ミカン科
種類 高木
和名 ダイダイ(橙)
抽出部位 葉と枝
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 スペイン、フランスなど。

以上、「プチグレンの効能」でした。参考になれば幸いです。