防虫作用とは、虫を寄せ付けない作用です。
植物は、大地に根を張っている為、移動することが出来ません。そこで、虫からの攻撃を防ぐために、虫を寄せ付けない香りを漂わせています。
精油の中には、その香りが含まれているものがあり、それが防虫効果としての働きをします。
防虫効果がある成分として有名なのは、モノテルペンアルコール類のゲラニオールやシトロネロール、アルデヒド類のシトロネラールなどがあります。
このページでは、防虫作用のある精油をご紹介させていただきます。
- コウヤマキ
抗菌作用のほか、防虫にも役立つとされている。 - シダーウッド・アトラス
作用は弱いが、虫よけ効果が期待できる。 - シトロネラ
ゲラニオール(15~25%)、シトロネロール(5~15%)、シトロネラール(5~30%)を多く含んでいることから、蚊よけとして高い効果を発揮する。 - スギ
抗菌や防虫作用もあるとされいる。 - ゼラニウム
蚊が嫌う成分であるシトロネロール(20~40%)、ゲラニオール(10~20%)が含まれており、蚊よけ、虫除けに効果を発揮する。 - パチュリ
インドで衣類などの防虫剤として利用されていた歴史がある。 - ヒノキ
抗菌や抗真菌、消臭作用のほか、防虫作用にも優れており、ダニやカビの繁殖を防ぐ。 - ヒバ
防虫効果のあるヒノキチオールが含まれている日本の精油。 - ペパーミント
作用は弱いが、効果が期待できる。 - ホーリーフ
日本でも古くから防虫効果があるとして利用されてきた歴史がある。 - ユーカリ・シトリオドラ
主要成分であるシトロネラールが65~75%ほど含まれている。シトロネラールは、特に蚊やダニが嫌う香り。 - レモングラス
シトロネラール(~10%)とゲラニオール(~5%)が含まれており、蚊よけや虫除けに効果が期待できる。
以上、「防虫作用のある精油」でした。