ローズウッド

バラに似た甘さに、ややスパイシーなウッディー調の香り

ローズウッドは「ローズ」の名前が入っていますが、バラ(薔薇)とは異なるアマゾン原産の樹木です。

バラのような香りがすることから、「ローズウッド」という名前が付けられたといいます。

バラに似た甘さを含むため、香水や化粧品の原料として利用されてきました。

非常に成長が遅く、また、乱伐により一時期は絶滅が心配されましたが、現在では、ブラジル政府の保護下で植林が進んでいます。

では、ローズウッドの心体への効能をみていきましょう。

ローズウッドの効果効能

心への効能

心への効果・効能
リナロールという成分が含まれており、心を活性化する作用と、鎮静する作用の両方をもちあわせています。リフレッシュやリラックスに有効。

落ち込んだときや、精神的に疲れたときに、心を癒して活力を与えてくれる効果が期待できます。

体への効能

体への効果・効能
免疫力を高める作用や抗菌作用などがあり、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防に役立ちます。

また、鎮痛作用があり、ストレス性の頭痛や偏頭痛に有効とされています。

肌への効能

肌への効果・効能
すべての肌質に対応できる精油なので、スキンケアに安心して利用できます。

肌の細胞を活性化する作用があり、シワやシミ、肌のハリ、ニキビなどに改善し、肌の若返りが期待できます。

アトピー性皮膚炎や湿しんにも有効です。

主な芳香成分

モノテルペンアルコール類 リナロール(80~90%)
α-テルピネオール(~10%)
モノテルペン炭化水素類 リモネン(微量)

主要成分はリナロールで全体の80%以上を占めており、交感神経を活性化させる「d体」のリナロールが含まれています。

注意事項

  • 基本的な精油の使用上の注意を守りましょう。



香りの特徴

香りのグループ 樹木系
揮発度 ミドル~ベースノート
香りの強さ 中ぐらい
ブレンドファクター 6

ローズウッドと相性の良い精油

相性の良い精油

「相性の良い精油」については、アロマテラピーの専門書を数冊読んでみると分かりますが、人それぞれ感じ方や意見に違いがあります。

そこで、ここでは客観的に判断できるように、5冊の専門書を調べてまとめたものをご紹介させていただきます。

見方として、1冊の専門書で「〇〇の精油と相性がよい」と紹介されている場合は「1点」を、2冊で紹介されている場合は「2点」を、と点数をつけています。

点数が高ければ高いほど信頼性が高く「相性の良い精油」だと客観的に判断できます。

では、見ていきましょう。

オリエンタル系
樹脂系
フローラル系
ハーブ系
スパイス系
柑橘系

ローズウッドはほとんどの精油となじみやすいですが、特に相性がよいのはオリエンタル系のイランイラン、樹脂系のフランキンセンス、フローラル系のゼラニウム、ラベンダー、ローズが知られています。

おススメの使用方法

入浴、芳香浴、ヘアケア、トリートメント、スキンケアなど。

購入の目安とポイント

10mlで1,500円~3,000円。

木部ではなく、葉から抽出されたものもあります。

おススメの精油ブランドは?

精油ブランドは数多くありますが、初心者の方には「生活の木」がおススメです。

なぜなら、

  1. 品質に信頼がおけるブランドだから
  2. 1mlや3mlのお試し用サイズがあるから

といった理由があるからです。

生活の木では、世界51カ国の農園からハーブ・精油などを直輸入し、アロマテラピー関連商品などの製造・販売を行っています。
信頼につながるポイントとしては、

  • 内閣府認定の公益社団法人「AEAJ(日本アロマ環境協会)」認定の精油ブランド。
  • 精油には品質保持期限の表示や、成分分析表の添付あり。
  • 1990年から精油を販売開始し、現在全国に120の直営店あり。

などがあります。日本を代表する精油ブランドです。

そして一番嬉しいところが、1mlや3mlなどのお試し用サイズがあり、少量から低価格にて購入することができるところです!

公式通販サイトもありますが、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonの方が価格が安いケースが多く、さらにポイント還元率が高いため、お得です。

基本データ

学名 Aniba rosaeodora
英名 Rosewood
科名 クスノキ科 ツルサイカチ属
種類 常緑高木
別名 ボアドローズ
抽出部位 木部、葉
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 ブラジル
主な作用 鎮静、抗菌、抗ウイルス、鎮痛、

以上、「ローズウッドの効能」でした。参考になれば幸いです。