リナロールとは、精油に含まれる芳香成分の一つで、C10H18Oの分子式を持つ、モノテルペンアルコール類に分類されます。

リナロールには、主に以下の作用があります。

  • 鎮静作用
  • 抗不安作用
  • 血圧降下作用
  • 抗菌作用
  • 抗真菌作用
  • 抗ウイルス作用

特に鎮静作用に優れており、心を落ち着かせたいときなどに利用されています。

ただ、鎮静作用があるので、集中したいときには向きません。また、血圧降下作用があるので、低血圧の方は、注意が必要です。

以下は、リナロールを含む精油をご紹介させていただきます。
成分の含有量が多い順に掲載しています。

精油名 含有量
ローズウッド 80~90%
バジル・リナロール 50~55%
タイム・リナロール 40~60%
スパイク・ラベンダー 30~50%
ネロリ 30~40%
ベルガモット 30~40%
ラベンダー 30~40%
ラバンディン 25~35%
ゼラニウム 20~40%
プチグレン 20~25%
クラリセージ 10~20%
イランイラン 5~10%
ゲットウ 5~10%
セージ 5~10%
ジャスミン 5%~10%
パルマローザ 2~5%
カルダモン ~5%

以上、「リナロールを含む精油」でした。